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BRM226名古屋300 [自転車]

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逆光に浮ぶ神島です。 

この景色を見に300キロ、走ってきました。

 

 

 

1月終わりから3週連続で200を走ってお尻が少々疲れお気味。先週は少し走っただけで、風呂に入ると痛い。

こんなんではとても無理と思ったいたが週末が近くなると「行ける所まででも行くか~」と思うようになる。 これが噂の『ブルベ、アリ地獄』なのか?

 

DNF覚悟の出走なので帰りの輪行の準備も必要だ。汗かきな私としては、夜になってからの寒さ対策の着替えとカッパは外せない。いっぱい詰めたシートポストバックは重くてしょうがない。こんなんで段戸のトンネルまで上れるのか心配になる。

 

 

スタートの柳川瀬公園はもう4回目だ。迷うことなく到着する。

受付を済ませて、ブリーフィング。いつも間にか始まっていて聞いてなかった。

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スタートしてしばらくは「がきやん」と一緒だった。この鉄人、昨年はKHSの小径で走っていたが、よくよく見とバイクが違う。新車に代わっている。一年で乗り潰してしまったのかと思うと笑えてくる。

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相変わらずの高ケイデンスは上りになっても変わることが無い。下山への始めの上りであっさり千切られた。このあとはいつもの一人旅。

 

大沼のコンビニで最初の補給。この先新城のPC1までコンビニは無い。

 

東大沼の信号にあるレトロな建物。郵便局と書いてあったようだが、今は使われてなさそうだった。こういう歴史を感じさせる建物はいつまでも残って欲しいと思う。

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羽布で巴川を渡り左に折れて段戸のトンネルを目指す。右に行けば程なく羽布ダムに着く。夏場は放水の霧が気持ちよかった記憶があるが、今もそうなんだろうか?

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汗を掻きながらやっと今日の最高地点680m、新段戸トンネルに到着だ。

このトンネル結構長いが、車が少ないのでそれほど怖くはない。

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長い下りに備えてウィンドブレーカーを着て走り抜ける。気持ちのよい下りが続くが、帰りの暗い中の上りを考えると複雑だ。

 

下りきって、寒狭川に出会ったところからは川沿いを下り基調で進む。この道は昨年の静岡400で真夜中に一人で下った道だ。あの時は真っ暗でどこを走っているのかまったく分からなかった。

川沿いに大きく蛇行しながら下っていく。所々に水力発電所があって大きな水音が響いている。

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10時21分  PC1到着  74キロ

 

PC1は200の時と同じサンクスかと思っていたがこのサークルKだった。先着のライダーが大勢ですぐに気づけて助かった。

少し慣れたせいかQシートをゆっくり確認していない。こんなことではその内ゴールしたけどPC洩れってことになりそうだ。

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今日も豊橋の早起きなおっさんの縄張りがコースだ。一応挨拶しておかないとやっぱり後が怖い。せっかくの豊橋なので「豊橋カレーうどん」 をお供する約束だ。 ここのPCではウィダーとアクエリだけで走り出す。

 

しばらく走ると周りはこんな果樹園?が広がってくる。田舎の香水がきつく早く走り抜けるのに汗が出た。

この木は何の木なんでしょう? 柿でもなさそうだし?

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PC1でおっさんに電話する。豊川辺りにいるようだった。

「富岡の信号で右折したら電話して」と言って電話が切れた。地名が分からないので富岡がどこなのか分からない。ルート通りに行けばあるだろうと思って走ると宇利峠の手前に有った。

指示通りに電話すると「和田辻の信号を過ぎた辺りで」と言っている。何だか振込め詐欺の指示のような気がして笑えてきた。

 

歩道脇で待つおっさんはいつもどおりの「憎めないオヤジ」だ。市内のうどん屋を目指して一緒に走る。

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時間がちょうど12時前なのでどこも混んでいるようだ。最初に有ったお勧め処で座れそうなので頂くことにした。なんと言う店だったか写真を撮り忘れてわからない。

麺が緑色の少し変わった味。美味しかったけど、もう少しカレーっぽい方が自分としては好きだ。

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うどん屋からはおっさんと二人旅。豊橋の信号地獄にうんざりしながら、やっと太平洋側の42号に出た。この先は2月の始めに静岡200で走ったところだ。アップダウンの繰り返しと、舗装工事にウンザリだ。

六連で豊橋に帰るおっさんとお別れだ。「一緒に走ろか」と誘ったが、「俺は修行のような自転車はよ~走らん」言っていた。

でも、なんだか走りたそうだったなぁ、ブルベ。 来年あたりは走ってるかな?

 

豊橋のこのあたりに来るといつもGPSの調子が悪い。地図が表示されなくなるしデータもなんかおかしい。静岡200の時、行きも帰りも何でだろうと思っていたが、今日もやっぱりそうだ。ガーミンのデータが悪いのか、この「Edge705」だけなのか? 他のGPSはどうなのか気になるところだ。

 

渥美半島は前回より天気が良くて気持ちがいい。しばらく走ると広い菜の花畑が現れた。まつりをやっているようで大勢の人で賑わっていた。

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ビューホテルへの上りが始まる手前で写真を一枚。

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コンクリート舗装の急坂を立ち漕ぎで何とかクリアしてこの景色。天気も良く、来た甲斐があったと思える光景だ。

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15時11分  PC2到着  151キロ

 

 

2年ほど前のぐる輪で来て以来の伊良湖だ。

レシートチェックとだと思っていたら有人でした。やっぱりブリーフィングはちゃんと聞かなきゃだめですね。

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水を補給し、来た道を引き返す。やっと半分だと思うと尻の痛みが持つか心配になる。

 

ビューホテルが正面に見える。山の上に立っているので景色がいいことだろう。 一度泊まってみたいところだ。

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42号から豊橋に向かう信号のコンビニで休憩する。先着のライダーと話しながらゼリーを補給する。

汗で濡れたジャージが冷えて寒くなってきた。着替えをしたかったが、出来そうな場所が無かった。暗くなり出したので夜の準備をして走り出す。

 

渥美半島の山に沈む夕日がきれいだった。

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次に見つけたコンビニでジャージとアンダーシャツを着替えたら生き返った気がする。汗で重たくなったジャージは持って帰りたくない。宅配便で送り返すことにした。

相変わらず尻は痛いが、この先鉄道もなくなる。輪行が無理なら輪行袋も要らないと一緒に送ることにする。これで這ってでも帰り着く覚悟が出来た。

 

豊橋市内は車が多い。ちょうど夕方のラッシュ時間でウンザリだ。路肩が狭く、信号で車の横を通るのも気を使う。

姫街道と呼ばれる国道を過ぎた辺りから車も少なくなってやっと一息つける。

 

PC3まであと少しのところでJRの駅舎が見えた。トイレにも寄りたかったのでベンチで横になろうと寄ったが、ベンチに手摺の仕切りがあって横になれなかった。 コンビニの駐車場よりはましと思って座りながら休憩だ。

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20時09分  PC3到着  228キロ

 

 

遅くなったのであまり走っているライダーもいないと思っていたが、結構休憩していた。

いつもPCでよく出会うらうむさんご一行も補給中だ。そう言えばPC2でも出会ったんだった。 走りが同じ様なスタイルなのか毎回よく出会う。ブログが面白くていつも読んでいるので、ずっと以前からの知り合いのような気がする。

 

この先峠の向こうまでコンビニが無いので、ウィダーとシュークリームをバックに詰めて走り出す。

寒狭川沿いの緩やかな上りから、段戸トンネルへの国道に左折すると勾配がきつくなる。昨年の静岡400もこの道を上ったが、明るい昼間だった。山と川のきれいな景色を見ながらの上りでそれほど苦に思わなかった。

それが真っ暗な中の上りである。所々にオレンジ色のナトリウム灯があるが、車もほとんど走らない真っ暗な中お一人で走っていると、どこを走っているのか分からないような変な感覚になってくる。 

 

途中でPCで補給したアクエリが無くなって不安になる。

やっと見つけた自販機で水を買い、菓子を補給した。

 

いつも峠ではナビの標高で残りの高さを目安に頑張っているが、ナビの調子がおかしいようだ。かなり上ってきたようだが、今だに標高が300ほどしかない。

「トンネルは680mだった筈」と思うと気持ちが折れそうだ。

 

ナトリウム灯が連続して見えた時は「やっとトンネルだ」と嬉しくなった。トンネルの手前でらうむさん達が下りの準備をしているのに追いついた。

長い下りに備えて合羽を着て追いかける。阿蔵で左折するところをまっすぐ走って行く明かりが見えた。自分が間違っているのかと不安になったが、来る時走った道なのでと思い一人左折して下っていく。

 

下山のコンビニで最後の休憩をする。トイレが外にある珍しいコンビニだったと店内に入ってから思い出した。 

トイレから出ると「dai-chanさんですか?」と声を掛けられた。「いつもブログ読んでますよ」と嬉しいお言葉を頂いた。 らうむさんのブログによく書き込みをされている「ペダルイ2号」さんだということだ。 

こんなブログに知らない読者がいることに驚いたが、やっぱり嬉しいです。

 

「ブルベに時間は関係ない、時間内の完走だけだ」といつも思って走ってはいるが、何とか25時前に着けそうだと思うとやっぱり気持ちが焦る。

巴川沿いに出ればあと少しだ。岩津の高速脇の少しの坂でも脚がきつい。

天神橋の先で長い信号につかまった。「真夜中で車も来ない信号をきっちり守るなんてブルベライダーぐらいだろう」と思いながらゴールにたどり着いた。

 

スタッフの暖かいコーヒー頂きながら、ブルベカードにサインして、メダルにチェック入れる。いつもと同じゴール風景です。

スタッフの皆さん、一緒に走っていただいた皆さんありがとうございまいた。

 

走行距離 302キロ   所要時間 18時間弱

 

 

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脂身さん、まいどありがとね。  次は一緒に走ろまい。

 

二日経ってもまだ尻が痛い。 次はどうするかな。

 


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コメント 6

H=I

完走おめでとうございます。
よー走ってはりますなあ。
300kmを軽くこなすなんて,もうすっかりブルベ人ですね。あの鉄人は別人だから比較にはなりませんし。
Edgeが調子悪いのは,もしかして走り過ぎじゃないの。(笑)
それにしても美味しそうなカレーうどん。食べることだったら少しは競えるかもよ。(笑)
またよろしく。
by H=I (2011-03-02 01:18) 

にしやん

そりゃ、尻も痛くなるでしょう。
ブルベ アリ地獄ですか。
しっかりはまってますな。
by にしやん (2011-03-02 19:45) 

がきやん

夜の山越えは寒かったねぇ~。マイナス2℃やった。

行きがオーバーペースで、帰りがヘロヘロでした...
by がきやん (2011-03-03 08:09) 

dai-chan

>H=Iさん

ありがとうございます。
軽くではなくなんとかって感じですが、夜の一人旅には少し慣れましたわ(笑)

食べポタの方がやっぱ好きです~


by dai-chan (2011-03-03 12:39) 

dai-chan

>にしやん

心と一緒でお尻もデリケートなんで大変です。
鉄人のように「ゾウみたいな尻」が欲しいですわ。

GENTOS持ってるんだからいつでも走れるんじゃない。次は行く? 中部は当日参加もOKらしいよ。


by dai-chan (2011-03-03 12:46) 

dai-chan

>がきやん

-2℃でも上りはオーバーヒートですわ。
下りは脚回さないと寒くてしょうがないから休む暇ないやん。

尻が痛いよ~

by dai-chan (2011-03-03 12:53) 

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