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BRM130名古屋200 [自転車]

今年のブルベ開幕戦。名古屋200、走ってきました。

 

コースは昨年とほとんど同じ、走ったことのあるところなので新鮮味は無い。

景色も同じ、写真もそんなに撮らずに「走りに専念」なんて甘く考えてましたが、やっぱりブルベですね。そんなに甘くは無かったです。

 

 

数日前からの天気予報は『週末は日本列島は寒気の底です』なんて嫌な言葉が並んでる。

「とりあえずスタート地点まで行けたら走り出そう」そう思いながら高速を豊田に向かう。

寒いが雪は積もってない。予報は気になるが、いけるとこまで行くか。

 

バイクを用意してブリーフィング。こんなに寒いのに大勢です。

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車検を受けた人からスタート。こんなスタートのほうが走り出しで混まなくていい。

昨年、橋の上が凍っていた岡崎大橋は融雪材が蒔いてあるのか凍ってないようだ。

岡崎市内は信号が多く走りにくい。スタートがばらけていたためか、昨年のように信号で長い列を作ることも無かった。

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岡崎インターの入口を過ぎるとやっと街中を抜ける。サークルKの信号でウィンドブレーカーを脱いでいると後ろから来たローディーに声を掛けられた。「雪降るよ~、こんな中走ってったら帰ってこれへんぞ~」と心配された。反射材を着けてないので参加者ではないようだ。

この方、颯爽と前方へ走って行かれたが豊川の手前で帰ってくるのにすれ違った。「気をつけて」とありがたい言葉をかけてもらったが、雪で引き返してきたのだろうか。

コンビニで休憩していると見覚えの有るGIANTがやってきた。ラウムさんだ。今年もいっぱい走られるようだ。スピードがあまり変わらないのかこのあとPCで何度も出会った。

 

国府で東に折れて山裾を走るようになると辺りは雪景色に変わっていく。

山は霞んで見えなくなるし、路面も濡れている。水跳ねで足元が濡れるので轍を避けて走るのに気を使う。

昨年は本宮山のアンテナが綺麗に見えていたが、雪でまったく見えない。この先どうなるんだろうかと不安になる。

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新城のバイパスは開通区間が延びてルートが少し変更になった。まっすぐ走るだけで迷うことは無いが車が多いのは好きになれない。

 

9時35分  PC1到着 55キロ

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補給におにぎりとアクエリを買う。ついでにレジ袋を2枚もらってシューズに被せる。この先も路面は濡れているようだ。

長篠で南の折れて国道の峠に向かう。静岡県境が近いため、温暖だと思っていたが違うようだ。トンネルの手前ではこんな風景になっていた。

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コンビニで巻いたレジ袋が役に立ってはいるが、廻すたびにガサゴソとうるさい。

トンネルを越えて第二東名の工事現場が見えたところでピークを迎える。この先は浜名湖への下りとなる。雪もなくなりいい天気となってきた。快適な下りであるが帰りの上りがしんどかったのを思い出した。

 

気賀のうなぎ屋で昼飯とも思ったが、少し時間が早すぎた。帰りでは腹が減って持たないので諦めた。

動物園の先で少しコースが変更になっている。昨年、ミスコースが多かったところのようだ。

コースが変更になって、舘山寺に近くなった。以前オフ会で行ったことのあるうなぎ屋で昼飯にする。

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新城で雪が降っていたのがうそのように良い天気となったが、風が凄い。

ガーデンパークの先の橋では横風で飛ばされそうになる。西風なので帰りが思いやられる。

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 12時25分  PC2到着 101キロ

ここで半分、折り返しだ。 昼飯はすでに食べたのでレシート用にウィダーだけ買って引き返す。

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弁天島では愛知の雪空がうそのような太陽だった。

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来た道を引き返すが、やっぱり風が凄い。飛ばされないようにハンドルを持つ手に力が入る。

最近あまり長距離を走ってない。そのせいか、上りで脚に力を入れると攣りそうになる。「コムレケア」と言う薬を飲んでみたが、すぐには効かないようだ。

来る時快適に下った県境への上りでは脚が攣りそうで力が出せない。インナーローでクルクルするがスピードは一桁まで落ちる。

峠で汗を拭きながら下りに備えてウィンドブレーカーを着る。

下りだして雪が解けているのに少し安心する。道の駅でトイレを見つけて休憩だ。暖まろうと自販機でスープを買おうと小銭を用意したところで気がついた。久しぶりのお財布携帯の使える自販機だ。関西にはたくさんあったようだが、この辺りでは珍しい。こんなのが増えてくれると自転車海苔にはありがたい。

 

 15時20分  PC3到着  147キロ

 

いつものことだが、ブルベでは昼から食欲が無くなる。補給をしないと走れないのは解っているが、食べる気がしない。

ここでは春雨スープで少しだけ腹を満たす。

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県境の上りで掻いた汗が向かい風で冷えて寒くてしょうがない。持って来たカッパまであるもの全部着て走り出した。

来るとき雪で濡れていた路面も乾いて走りやすくなっている。道のコンディションは良くなったが、向かい風と寒さで肩と首が痛い。これ以上着る物もないので走って暖まろうとするが脚が回らない。

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国府で北に向かいだした所のコンビニで休憩を迷った。次のコンビにまで行こうと調整池への上りに入ったところで直ぐに後悔した。寒いためか、脚は攣りそうだし、力が出ない。

ハンガーノックなのか。

 

東名高速の側道のアップダウンは去年も苦しんだ。今年も同じだ。成長してない自分にうんざりしながら暗くなった道端へたり込んで羊羹を補給する。

後ろから走ってきた方が「大丈夫ですか?」と声を掛けてくれた。「ありがとうございます。大丈夫です、腹が減ったので補給です。」と返事をしながらすこし心が暖かくなった。

たった一言だけどその身持ちがうれしい。自分も出会ったら必ず一声掛けて行こうと思う。

 

やっと辿り着いたコンビニで「ここまで遅くなったら時間はどうでもいい。とにかくゴールに辿り着けばいい。」そう思いながらカップラーメンで暖まる。

少し元気になったところで岡崎の信号地獄が始まる。前を走る人が青信号になるたびにダッシュして行くが、次の赤信号で追いつく。そんなことの繰り返しでうんざりだ。

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この方に引っ張ってもらってゴールの堤防道路まで来た。

先にゴールしてくださいと譲られたが、そんな訳にはいかない。引いてもらってお礼を言いながら一緒にゴールした。

寒い中、ゴールで待つスタッフの暖かいコーヒーは美味かった。スタッフの皆さんありがとう。 

 

昨年、400まで走っているので200ぐらいは何とかなるだろうと甘く考えていたが、とんでもなかった。雪と向かい風と寒さにハンガーノック。辛かったが、いい勉強をさせてもらった。

 

 

寒い中、汗で濡れたジャージを着替えて高速を走る。うちに帰って[ビール]と風呂で生き返る。

 

走行距離 203キロ  所要時間 12時間半弱

さて、次はどこ走ろうか? 二日たったらそんなことを考えてる自分にビックリだ。

 


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