BRM526中部600(その1) [自転車]
先月末の400はアクシデントで最後尾のゴール。
今月に入ってもほとんど走れてない。 こんなんで600なんて走りきれるか心配だ。 それにこの日は4040CLUBの全国オフの日、ブルベ苦行より宴会のほうが楽しいだろう。
土日の一日でも天気が悪い予報ならDNSして全国オフ参加を決め込んでいたが、どうも天気がいいらしい。
本来うれしいところだが、ちょっと複雑な気持ちで出走することにした。
4時には着いて準備を始めたいと思っていたが、いつものように起きるのが遅くなる。真夜中の長良川沿いの中堤を一宮をめざす。
朝焼けを見ながら到着し、バイクの準備。 受付でドロップバックが有ることを知らされて、少しでも荷物を減らそうと、着替えを詰めてお願いする。
定刻通りのブリーフィング。 内容はいたって簡単です。細かい説明は無し。大型車と長いトンネルに気をつけて・・・って。
確かに今から600に出走してくランドヌールに細かい説明なんて必要ないいだろう。言ったところでどうせほとんど覚えてないってのが本音だろう。
定刻通りのスタートものんびりだ。
走り出して木曽川を渡り、信号の多い道を西に向かう。信号のたびに千切れたりくっついたりの列車走行となる。
関ヶ原で21号から右に折れ365号となる。スタートは寒かったが、上りが始まると汗が出る。
朝もやに包まれた伊吹山を見ながら下りに入ると気持ちがいい。
7時11分 PC1到着 52キロ (長浜市ローソン浅井八島店)
今回の600はPCが50キロ毎設定されている。通常は100キロ位なので、多い気もするが、PCごとに補給をすれば他のコンビニを探すことも無いので返って気が楽でもある。
次のPCまでの補給をポケットに詰めて走り出す。
木之本で車の多い8号に入り賤ケ岳のトンネルになる。いつもなら自転車は旧道のトンネルを走るが、ブルベも600になると細かな指示は無い。ひたすら幹線道路を最短距離で目的地に向かうコースとなる。1キロを越える幹線道路のトンネルもお構い無しである。
路肩の狭いトンネルは大型が追い越しをかけるととても怖い。この先もずっとこの恐怖を味わうことになった。
マキノでは走ってみたかったメタセコイアの並木に寄り道する。
一直線の新緑の並木はどこか異国のような風景でとても綺麗である。秋の紅葉時期はもっと綺麗だと聞くので一度走ってみたい。
9時29分 PC2到着 100キロ (高島市ローソン今津上弘部店)
クリームクロワッサンとカフェラテの軽い補給で先を目指す。
若狭への峠の上りで二人で走るランドヌールに追いついた。夫婦なのか仲良く走る姿はうらやましく思えた。
下り始めて道の駅の先に熊川宿の看板が見えた。帰り道には寄って見ようと思いながら通り過ぎる。
小浜に入ったら直ぐに海が見えると思っていたが、なかなか現れない。車の多い街中が過ぎてやっと見ることができた。 学生の頃何度か泳ぎに来た蒼島の風景は懐かしい。
大飯町に入ると「原発マネー」なのか立派な公共施設が目に付いた。立派な公園も整備されているが、利用者は少なかった。 もったいない。
入り江の向うには綺麗な山容が望めた。 少し止まって、一息入れる。
朝が早かったのでそろそろ昼食をと思いながら走っていたが、見つける前に県境の峠となった。
次のPCで水だけ補給して舞鶴で食べようと下っていく。
12時13分 PC3到着 160キロ (舞鶴市ミニストップ東舞鶴鹿原店)
暑い中、外で昼食をする人もいたが、補給だけ済ませて舞鶴の街に入っていく。
東舞鶴の街にはレンガ造りのトンネルや倉庫が目立ちどこかエキゾチックな雰囲気だ。
行ってみたかったレンガのトンネルに寄り道だ。
昼食はラーメン屋でとんこつをいただいた。 かなりこってりしたスープが美味かった。
舞鶴を過ぎると由良川沿いを遡る。ゆるーい勾配の川沿いの道はあまり変化が無く何処までも同じところを走っているようであった。
福知山で国道9号に合流し西に向かうが、同じような川沿いの繰り返しで何処をどう走ったかあまり覚えていない。
15時11分 PC4到着 211キロ (福知山市ローソン福知山猪野々店)
トイレを済ませ、ウィダーと水を補給して走り出す。
養父に入ったところで道の駅を見つけた。アイスクリームが食いたくて寄り道する。
時間が遅かったのかテイクアウトは終了していた。 残念だがしょうがない、ジュースで我慢だ。
腰が痛くなってきたのでベンチで少し横になって休憩する。
17時44分 PC5到着 252キロ (養父市ローソン養父万久里店)
ワンタンスープとサラダ巻きの夕食。
この先、鳥取県境への峠越えが3つ。暗くなる前に越えることができればうれしいと思っていたが、やっぱり無理だった。
但馬トンネルへの長い上り。登坂車線のある一定勾配の上りは好きになれない。
トンネル手前のループ橋で元プロの三船さんがもう帰ってきた。260キロ地点ですでに100キロの差。
いったい600を何時間で走りきるのだろうか。
但馬トンネルも幹線道路の長いトンネル。大型車の追い越しには神経を使う。
長いトンネルの向うには綺麗な夕焼けが待っていた。
折り返しの鳥取まで45キロの標識。やっとここまで来たと思わず写真を撮った。
仮眠の出来そうなバス停はないかと探しながら走っていく。折り返しコースのいいところである。
暗くなった峠道を上っていると眠くなる。
対抗してくる出走者に挨拶をしながらの走行だ。
暫らくするとサイコンのスピードが0のままなのに気がついた。センサーのマグネットが動いたのかと、止まって確認する。少し直して走り出しても動かない。
ブルベではいつもサイコンとGPSの両方を使って走っている。GPSだけ有れば走ることは出来るが、EDGEはバッテリー駆動なので600では2回以上の充電が必要となる。ヘタってきたバッテリーで持つのか心配になった。
5キロほどでサイコンが動き出してホッとする。原因がわからないが、帰ったら変えたことの無い電池は交換はしておこう。
鳥取砂丘への曲がり角でミスコース。 早めに気がついて助かった。
真っ暗な鳥取砂丘で砂丘を探すが暗くて何も見えない。
仕方なく看板の写真を撮った。先月の東尋坊と同じや~と思うと笑えて来る。
せっかく300キロ走ってたどり着いた目的地が真っ暗で見えない。覚悟はしていたが、やっぱりrさびしい。
21時32分 PC6到着 319キロ (鳥取市ファミリーマート鳥取丸山店)
やっと半分折り返し。
ドロップバックを受け取って、店の影で着替える。暗いから大丈夫だと、レーパンを脱いだところで入ってきた車のライトに照らされて焦った。
着替えてさっぱりしたところでカップラーメンの夜食。
ここで座って仮眠している人もいたが、横になって仮眠できるところ探そうと来た道を戻っていく。