BRM601 中部600 その1 [自転車]
久~しぶりのブログ更新。
せっかく走ったブルベの記録です。
今年の初ブルベ。 300は季節はずれの低気圧で延期になった。 400は雨模様でDNS。
いきなりの600が走りきれるのか不安だらけだけど、天気も何とかなりそうなので出走を決めた。
いつのように真夜中の堤防道路をスタートの一宮に向かう。
スタートは定刻どおりの5時、600なんでのんびりしたスタートである。
朝焼けの空にタワーが綺麗である。明るいうちに帰ってこれたらと思いながらの走り出しである。
今回も初めからにしやんと一緒である。
走り始めはいたって快調。信号のたびに列車になっての走行である。
6時29分 PC1到着 32キロ
スタート間近PCはライダーでいっぱい。トイレを隣にある道の駅で済ませて走り出す。
郡上八幡への国道は車が多く走りにくい。微妙なアップダウンを繰り返しながら高度を上げていく。
八幡で国道から長良川対岸の県道にルートを取るが、先頭が真っ直ぐ走り出した。先を走るにしやんも釣られて走り出したところで「左~」と声を出して曲がっていく。
列車の先頭に出て白鳥のコンビニまで いいペース。
9時6分 PC2 到着 92キロ
朝が早かったのでここで補給。
ひるがの峠まで汗をかきながら上っていく。峠にはこんな石碑がある。
この公園の脇にある店でソフトクリームをいただく。濃厚な味のソフトは汗をかいた身体には気持ちいい。
涼しそうなひるがの高原の緩やかな下りが過ぎると御母衣ダム湖への快適な下りである。
長いダム湖沿いの平坦路を走りきるとダムサイトである。ロックフィルの大きなダムは造るのに大変だったのだろうと思われた。
しばらく走ると合掌造りで有名な白川郷である。多くの観光客が歩く中をブルベスタイルで走り抜けるのはちょっぴり恥ずかしい。
2年前訪れたときは車で来たけれど家から結構距離があったと思った。今そこに自転車で訪れている。まだここから150キロ先の糸魚川まで行くのかと思うと先が思いやられた。
少し先の道の駅で昼飯。 山菜そばはちょっぴり割高。
ダム湖沿いにトンネルと洞門の連続で気を遣いながら下っていく。
平村で対岸に渡ったところで予想外の上り返し。「こんなに上りあったっけ?」とにしやんと話しながら進む。
14時30分 PC3 到着 196キロ
200キロ弱を9時間半、ここまでいたって快調だ。
ジュースとゼリー、ドーナッツを補給して走り出す。
富山に抜ける国道はアップダウンが続く。峠からは富山の街並みがよく見えた。
富山市内で路面電車の写真が撮りたくなった。少し戻って線路沿いに走ってみた。
路面電車といえばチンチン電車のイメージだが、ここのは新しい形の電車である。テレビで見たことのあるヨーロッパの街並みのようであった。
富山市内で少し幅の狭い県道のルート。狭い割りに車は多い。
先行した、にしやんを追っかけてピッチを上げて走っていると、左の路地からママチャリが飛び出した。ブレーキを掛ける間無くママチャリと喧嘩。
「あ~これで終わったな」 と思いながら自転車から飛び出して路面にひっくり返った。
路面に横たわりながら、ママチャリオヤジの「大丈夫ですか?」の声で我に返る。
しばらく何がどうなったのかと考えながら、身体がどうか気になる。
起き上がって身体を確認する。左の人差し指が紫に腫れている。左肩を打った様で痛い。両膝下も打ったようだ。
ジャージを捲って肩を確認。レッグウォーマーを捲って膝下も見る。血は出て無い様で安心する。
バイクはコントロールレバーとシートポストバックが曲がっていたが他は大丈夫のようだった。
この状況はどう考えてもこちらが優先道路。ママチャリ側に非があるのは明らかである。ママチャリオヤジは「車には気をつけていたんだけど、自転車は見えなかった」と。
「ブルベスタイルの目立つ自転車が見えなかったら普通の自転車なんて見えるはず無いやろ 」と思いながら、「自転車なので保険入ってないし・・・」というオヤジに少し腹が立ったが、大したことがなく何とか走れそうなので、自転車を直しハゲオヤジの連絡先だけ聞いて、走り出す。
これだけ時間が掛かったらにしやんには追いつけない。 これで完全に一人旅である。
17時40分 243キロで日本海に出た。夕日の日本海。ゆっくり見ていたいが、先が長いと走り出す。
東には雪の立山連峰が望める。剣岳を見ることがこのブルベの楽しみであったが、雲がかかってはっきり見えなかった。
暗くなった魚津の街に入ったところでナビのバッテリーが無くなった。エネループから充電を始めて走り出したが、PCモードになってナビができない。
ケーブルを間違えて持ってきたようだ。雨予報でDNSを決め込んでいたので準備が甘かったと後悔するがしかたない。
キューシートに切り替えての走行だが、交差点でのキューシートの確認に手間取る。
おまけに2回もミスコース。やっとの思い出国道8号に出た。
貧脚だからとても明るいうちには無理だと思っていた親不知はやっぱり真っ暗だ。
暗い中、波の音だけが聞こえている。洞門の続く国道のアップダウンを走っていると、折り返してくるライダーの挨拶にベルで答えながら折り返しに向かう。
子不知のトンネルを越え坂を下ると折り返しの糸魚川である。
21時50分 PC4 到着 305キロ
ドロップバッグを受け取ってコンビニのトイレで着替える。
隣のすき家でカレーの夕食だ。
まだ眠くないので真っ暗な中、走り出していく。