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BRM117 中部200(その3) [自転車]

PC2を出て、来た道を帰っていく。

折り返しコースは詰まらないかと思ったが、遠くに見える景色は同じでも道端に見えるものは向きによって違う。さっき来た道なのに「こんな所走ったっけ?」って思うこともよくある。

昼から少し風が出て来たようだが、追い風になるので楽だ。
平坦な真っ直ぐの農道で前も後ろも走ってる人が見えないと不安になってくる。「この道合ってるのか?」GPSにはコースが表示されているのでいい筈だと判るが、キューシートだけで走ったら不安でしょうがない気がする。

途中で黄色のウィンドブレーカーの人に追い付いた。太腿を叩きながら走ってる。痛いのか?
しばらく付いて行くが、どうもスピードが合わない。やっぱり人それぞれ走り方もスピードも違うんだ。

昼飯を食った辺りまで走ると、自分も左の太腿がピクピクしだした。「やばいな」と思いながら走ると今度はふくらはぎも同じようになる。
「攣る前に休憩しよう」と思っていると木曽三川公園の治水タワーが見えてきた。
助かった。
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中の暖かい所で休憩しようと思ってタワー下まで行ったが、改装中のようだ。
どっか無いかと探すと、休憩所用の仮設のテントがあった。
暖房は無いが風はしのげる。幸い誰もいなかったので椅子の上で横になる。
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20分ほど休憩したら脚も治まった。
今日は夜に備えて服を持ってきた。リュックを背負っているためか、肩が凝る。
それでも少し横になったら楽になった。人間寝るのは大切だ。

ここから木曽川河口までは追い風で助けられた。
堤防道路ではPC3から帰っていく人に出会う。皆しんどそうな顔で走っている。
すれ違い様に挨拶しながら「こりゃ帰りは大変だ」と思う。
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しばらく走ると、昼食前に話した、65歳の方とすれ違った。「やっぱり慣れてる人は違うな、マイペースで淡々走ってる。」 それがブルベの走り方なのか?

そういえば「しのさん」のブログに書いてあった、「ゆっくり走って、短く休む」(だったかな?) この事なのか。


15時53分  PC3到着   150キロ


PC3で少し寒くなったのでカップラーメンを買った。

最近はお財布携帯を使っているのでコンビニでも「レシートください」と言わないとくれない所が多い。
でも今日はブルベだ、ここのレシートが無いと完走にならない。そう思って言おうとしたら、「ハイ、どうぞ」って渡してくれた。 格好見りゃ直ぐ判るか! って笑えて来た。

外でラーメンを食っていると農道で会った黄色いウィンドブレーカーの人も補給中だった。滋賀からの初参加だと言っていた。「もう長いんですか?」って聞かれたけどそんな風に見えたんだろうか?

「お先に」といって出て行ったが、すぐ信号で一緒になった。

さっき下って来た木曽川の堤防道路はやっぱり向かい風となった。汗で湿ったジャージが風で冷えてくる。そろそろ上に一枚着たいと思っても堤防道路で休憩場所が無い。
尻は痛いし、肩こりが酷い。向かい風でスピードも出ないため、黄色いウィンドブレーカーさんに追い付かれた。前に出てほしいが、出てくれない。この向かい風、後ろのほうが楽に決まってる。暗くなりかけた堤防道路を2人で走る。

1号の手前の公園でやっと服が着れる。トイレも済ませて一息つく。
暗くなる準備を済ませて走り出す。

服を着て気がついた。さっきまでの尻の痛みと肩こりは寒さのせいだ!
ジャージを一枚着て、ウィンドブレーカーを上下着た。暖かくなったら、尻も肩も痛みが引いた。寒さで血行が悪くなっていたようだ。生き返った心地だ。
服を持ってきて正解だった。次はシートポストにつけるバッグを何とかしたい。

しばらくは国道で車も多い。街中のためか風は強くない。
立田で再び木曽川の堤防に上がる。
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「あと30キロ、時間はある。」そう思いながら、暗くなった堤防道路を一人で走る。

右は遠くに名古屋の光が見えている。真っ暗ではないので少しは気が楽だ。でも左側は木曽川が真っ暗な中、ゆっくりと流れている。吸い込まれそうでなんか不気味だ。

暗くてどこを走っているのか良くわからない。堤防なので道は間違えないが、どの辺りかわからない。
走っていると河川敷に明かりがいっぱい見えてきた。なんかの工事かと思って近くまで来て分かった。
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車のライトを並べて少年野球の練習だ。大声で監督らしき人が怒鳴ってる。熱心なことだ。

しばらく走ると、脚が回らなくなってきた。
「どうした?限界か」「寒いのか?」あれこれ考えたがちょっと休むことにする。
走りながらベンチでもと思って探すが、いいところが無い。新幹線を越えてところで体育館のような施設があった。ベンチに座って羊羹を補給する。暖かい飲み物が欲しくて、自販機を探すが無かった。寒いけどアクエリで我慢だ。

あと10キロ、18時20分。

「ゆっくり走っても充分間に合う。」そう脚に言い聞かせて走り出す。
尾西の濃尾大橋を過ぎたところで、後ろから「こんばんわ~」と言いながら速いスピードで追い抜かれた。190キロ走ってきてあの走り、すごいです。

右にツインタワーのライトアップが見えてきた。あそこまで走れば終わりだ。
左側は木曽川を挟んで岐阜の夜景が綺麗である。
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ゴールの公園ではスタッフの方が、テーブルにランタンの明かりで待っている。
「お疲れ様でした~」と声をかけて貰えるとやっぱり嬉しい。
ブルベカードに所要時間と、サインをして終わりです。記念のメダルにチェックを入れて1000円払う。


これで私のデビュー戦も終わりました。 スタッフの皆さん、ありがとうございました。

課題はいっぱいありますが、とりあえず、無事の完走に感謝しながらの帰宅です。


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走行距離  200キロ    所要時間 10時間52分



さて、次はどこを走る?




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